商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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前半は小康状態だった米株式市場も午後2時を過ぎてより、下げ始め、引けにかけては一段安となり、これに先行して為替市場ではキャリートレード解消が進み、円は独歩高となりました。熱帯低気圧がテキサス州に上陸間近なことから、NY原油は続伸、シカゴ小麦は一代高値を更新後、利益確定売りに押されました。
<米為替市場> 本日は米経済指標が良かったものの相変わらずダウを意識した動きとなりました。クロス円はダウの上昇に合わせ反発するも、引けにかけてダウが急落すると再度下落し、現在ドル円は116.70で推移しています。ユーロは対ドルで総じて軟調に推移し、現在は1.3450付近で推移しています。ダウが13000を維持できず下落していることから、更なる円の買戻しが起こる可能性も否定できません。 <NY原油> テキサスに向かっている熱帯低気圧がハリケーンに発展しそうと見られ、製油所やパイプラインに被害を及ぼすとの懸念から1.3%上昇し、2週間ぶりの上げ幅となりました。NY原油9月限は0.95ドル高の73.33ドルで引けました。ガソリンが供給減となり、在庫も過去5年間平均を2.3%下回りました。また、先週の石油の供給は517万バレル減少となり4ヶ月ぶりの低水準でした。 <NY貴金属> 本日は原油高や一時的なダウの上昇が支援材料となりましたが、対ユーロでのドル高が目立ち、NY金は方向感に欠けた展開となりました。銀やプラチナはマイナスで取引を終了しています。金12月は前日比変わらずの679.7、銀9月は19.3セント安の1255.5、プラチナ10月は5.5ドル安の1271.5で引けました。ダウが引けにかけて170ポイント近く下落しておりネガティブ材料となることから、金の地合いも弱くなっています。 <シカゴ大豆> 弱気なテクニカル要因を背景に売りが進み、大豆関連は軒並み下落。大豆11月限は11.5セント安の854.5で引けました。大豆にとっては収穫量を左右するこの数週間、米中西部では良好な天候情況との見通しが圧迫要因となりました。中国が米国産大豆12万トン購入のニュースが伝えられましたが、材料視されませんでした。 <シカゴコーン> NY原油の上昇がサポートとなり、底堅い動きとなったものの、大豆の大幅続落や小麦の反落より上値重く、まちまち。コーン9月限は0.5セント高の328.0で引けました。消費国からの米国産コーンの引合いが最近増えてきていることもサポートとなっています。 <NYコーヒー> ロンドン安を受けてファンド売りが進み、前半は軟調な動きだったものの、後半にかけては強含む動きとなりました。コーヒー9月限は0.05セント高の119.20で引けました。熱帯低気圧がテキサスに向かっており、コーヒー倉庫への被害が出ないかどうか注目されています。 PR
<米為替市場>
朝方に発表された米貿易収支は赤字額が縮小し、生産者物価指数も好感を与え、ドルが一時的に買われるも、NYダウの下落に連動する形でクロス円も下落しました。反発こそ見せるものの続落し、ドル円は現在117.75、ポンド円は235.20で推移しています。また、欧州通貨が軟調に推移しており、現在ユーロドルは1.3535と弱含んでいます。依然として株式市場を横目にした展開が続いています。 <NY原油> 米エネルギー省のレポートを明日に控え、またハリケーンの行方の不安定要素から荒い値動きとなり、一時は71.40ドルまで下げたものの、72.40ドル付近でテクニカルな抵抗にぶつかりました。米ハリケーンセンターが大西洋の熱帯低気圧がハリケーンとなり、カリブ海に接近しており、製品関連も軒並み上昇しました。NY原油9月限は0.76ドル高の72.38ドルで引けました。明日のレポートでは、原油在庫は250万バレル減少との見通しです。 <NY貴金属> 株式市場が平均して100ポイント以上下落したことや、対ユーロでのドル高を受けNY金は軟調に推移しました。銀やプラチナも売りが先行しました。NY金は原油がサポートとなり下値が限定されたものの、欧州経済指標の悪化や成長率予測の下方修正を受けユーロが対ドルで弱含んでいるため、頭の重い状況となっています。金12月は1.2ドル安の679.7、銀9月は10.7セント安の1274.8、プラチナ10月は10.1ドル安の1277.0で引けました。 <シカゴ大豆> 予期せぬ雷雨がイリノイ州北部とインディアナ州を直撃したことや、今週末のコーンベルトにおける気温低下と降水予報も投機売りを促進し軟調に推移しました。大豆11月限は15.75セント安の866.0で引けました。立会い中盤では約2000枚のファンド売りが見られ、懸念されていた作況悪化も止まったとの見方が圧迫要因となりました。 <シカゴコーン> 中西部での気温がクールダウンとの見通しを受けて、大豆と同様に軟調に推移しました。コーン9月限は3.5セント安の327.5で引ました。昨日引け後に発表された作況も前週と変化がなかったことからも、手仕舞い売りが広がった模様です。ブラジルのコーン輸出が活発とのニュースもあり、下げ幅は限られたようです <NYコーヒー> 前半は堅調な動きとなり、5ヶ月半ぶりの高値を探ったものの、その後は生産者筋の売りに押されて、120セントを割り込みました。コーヒー9月限は1.60セント安の119.15で引けました。ベトナムの2007-08年度のコーヒー収量は推定で2000万袋との民間予報がマイナス材料視されています。
落ち着きを取り戻しつつあると言われている米株式市場は、依然として金融不安を払拭できず、引けにかけては軟化、一方為替市場では米小売売上高がサポートとなりドルは堅調でした。NY原油は日中の米株高がサポートとなり堅調、一方NY金はユーロ下落より軟調でした。
<米為替市場> 本日発表された米小売売上高は予想を上回り、さらに前回値も上方修正されドルが買われるも、利食いの売りに押され小幅な取引となっています。現在ドル円は118.30、ユーロ円は161.05で推移しています。ドルは対ユーロで堅調に推移し、現在1.3615付近で推移しています。現在の信用問題はすぐに解決できるものではないとの見方から、依然として円の買戻しが入りやすい状況になっています。 <NY原油> 中央銀行による異例の公開オペにより景気鈍化を免れそうとの見方より、石油需要の減退の懸念が後退し、4営業日ぶりに高引けました。NY原油9月限は0.18ドル高の71.65で引けました。中央銀行は市場の自信を高めるために、3000億ドルの資金供給を実施し、また、大西洋沿岸にハリケーンが発生し、メキシコ湾岸の石油生産を妨げる可能性があるとの懸念もサポートとなりました。 <NY貴金属> NY金は株式市場を見極めながらの動きとなり、小幅な取引となりましたが、ユーロが対ドルで軟調に推移したためマイナスで取引を終了しています。銀も連れ安となりました。プラチナは5月、6月に付けた安値レベルでサポートされ、テクニカル的な買いが入り堅調に推移しました。金12月は0.7ドル安の680.9、銀9月は1.5セント安の1285.5、プラチナ10月は7.8ドル高の1287.1で引けました。 <シカゴ大豆> 中西部南部では向こう数日高温が続く見込みで、これが強気材料視され、上昇しました。ファンド、投機筋の買いも目立ちました。大豆11月限は10.0セント高の881.75で引けました。コーンの下落は大豆市場をさほど圧迫しなかった模様です。なお週間輸出検証は383万ブッシェルとなり、期待の500万~1000万ブッシェルを大きく下回りました。 <シカゴコーン> 前週末のUSDAレポートや、中西部での天候面での不安要因などより前半は底堅い動きとなったものの、大豆とは違って天候要因への反応が鈍く、後半にかけては軟調に推移しました。コーン9月限は2.0セント安の331.0で引けました。週間輸出検証は4260万ブッシェルと予想レンジ内でした。 <NYコーヒー> 前週末の上昇に追随して121セント台を探る動きとなりましたが、勢い乏しく、生産者筋等の売りに押されました。コーヒー9月限は0.15セント高の120.75で引けました。マーケットはレンジを切上げてきており、テクニカル的には強気維持との見のようです。
FRBが380億ドルもの異例の公開オペを行い、信用不安を緩和させようとしたことがサポートとなり、米株式市場は朝方の急落より回復する動きとなり、為替市場でもキャリートレードの解消が進みましたが、午後にかけては落着いた動きとなりました。NY原油、銅は景気鈍化の懸念より下落する一方、NY金はサブプライム問題へのリスク回避先として上昇しました。
<米為替市場> ダウが下落してスタートするとそれにつられてクロス円も急落し、ドル円は前回安値レベルの117.20まで下落しました。午後にかけてダウがプラスに転じるとクロス円も上昇し、現在ドル円は118.50付近で推移しています。ユーロドルは小幅ながら上昇し現在1.37付近で推移しています。トレーダーの間では、早くて来週にも緊急のFOMCが開かれ利下げが決定されるのではとの観測があり、更なる円買いが進む可能性もあり注意が必要です。 <NY原油> 世界経済が低迷し石油需要が低下するとの懸念が広がり、NY原油は前半、下値を探り、5週間ぶりの安値をつけましたが、午後にかけては戻しました。NY原油9月限は0.02ドル安の71.57ドルで引けました。米製油所によるガソリンの供給も先週は日量958万バレルと、3週連続で減少したことがサポートとなった模様です。例年夏場にはピークとなるガソリンも、3週目の続落となりました。 <NY貴金属> サブプライムローン問題によるリスク回避先として金が選好され、NY金は堅調に推移しました。ユーロが対ドルで強含んだのも支援材料となったようです。銀は連れ高、プラチナもパラジウムが弱含んだもののプラスで取引を終えています。金12月は8.8ドル高の681.6、銀9月は16.5セント高の1287.0、プラチナ10月は4.0ドル高の1279.3で引けました。 <シカゴ大豆> USDAレポートでは推定収量が26.2億ブッシェルと予想をやや下回り、高寄り予想が出ていたものの、来週の天気予報が降雨を含むなど改善したことや、不安的な金融市場を受けてファンドの手仕舞い売りに押されて軟調に推移しました。大豆11月限は6.0セント安の871.75で引けました。また、週末前の調整の動きや、最近の上昇を受けての利益確定の売りも圧迫しました。 <シカゴコーン> 大豆の下落、来週にかけての天候不安が遠退いたことより前半は 軟調な動きでしたが、需給レポートでは世界コーンの需給見通しがやや引締まり、米コーン推定収量も130.5億ブッシェルと事前予想を下回ったことから、後半にかけては底堅く推移しました。コーン9月限は0.75セント高の333.0で引けました。世界コーンの供給が下方修正されたことが、サポート視されました。 <NYコーヒー> 全般的に軟調に推移していましたが、引けにかけては強含み、120セントの大台に乗せました。コーヒー9月限は1.10セント高の120.60で引けました。朝方はサブプライム問題による世界株安の影響により圧迫されていましたが、オプション絡みの買いがサポートとなった模様です。 仏大手銀行のサブプライムに絡んだヘッジファンドの資金凍結が伝えられ、欧州市場に続いて米株式市場は急落し、リスク回避の動きより為替市場ではキャリートレード解消の動きが進みました。株安、ドル高よりNY金は急落、NY原油は夏場の需要期も終わりが近いとの見方より続落しました。 <米為替市場> サブプライムローン問題が欧州にも波及していることが問題視されたことを背景に、NY市場は欧州時間の流れを引き継ぎ、円の買い戻しが優勢となりました。また、株式市場が急落しておりそれに連動する形でクロス円も急落し、現在ドル円は118.25、ユーロ円は161.85で推移しています。ユーロドルも軟調に推移し現在1.3675で取引されています。週末のポジション調整の動きにも注意が必要です。 <NY原油> 夏場の供給不安も遠退き、米景気後退による石油需要の減退の見通しを背景に軟調に推移し、約1ヶ月ぶりの安値を探りました。NY原油9月限は0.56ドル安の71.59ドルで引けました。サブプライムの問題や株式の下落から石油消費が低下し、経済が低迷するとの懸念が出ています。OPECは9月11日に会合を開く予定ですが、増産の可能性はないとの声もあります。 <NY貴金属> ユーロが軟調に推移していることに加え、ダウが300ポイント以上の下落を見せるなど株式市場が急落しており、NY金は大幅下落となりました。銀やプラチナも連れ安となっています。また下落の背景には、サブプライムローン問題による損失をカバーする為に金などの貴金属を売っている投資家がいるようです。金12月は13.5ドル安の672.8、銀9月は46.5セント安の1270.5、プラチナ10月は15.8ドル安の1275.3で引けました。 <シカゴ大豆> 金曜日発表の穀物需給レポートを控えて、調整ムードが広が安り、小幅レンジに推移しました。大豆11月限は0.25セントの877.75で引けました。弱気なコーンと大豆オイルが圧迫する一方、堅調な大豆ミールと中西部の天候要因がサポートとなるなど、売り買いが交錯する動きでした。 <シカゴコーン> 前週に続いて週間輸出成約は133.6万トンと予想を上回り、寄付き後は堅調な動きとなったものの、その後は明日の需給報告を前に様子見ムードが広がり、大きく下押されました。為替市場でのドル高を受けて、商品市場全般が軟調だったことも圧迫要因となった模様です。 <NYコーヒー> 10日の9月限オプション納会を前に120を意識する動きとなり、2ヶ月ぶりの高値を探りました。コーヒー9月限は1.00セント高の119.50で引けました。ブラジルでは今年霜の被害はなかったものの、今後は9月から11月にかけての開花時期に向けて引続き天候状況が注目されます。
サブプライムショックの減退との見方より米株式市場は3日連続伸となり、米債券市場は急落、為替市場ではドルは対円以外で売られる動きとなりました。世界的な供給ひっ迫によりシカゴ小麦は史上高値を更新、また米中西部での高温見通しよりシカゴ大豆、コーンも続伸しました。NY金はドル安より上昇。
<米為替市場> NY株式市場が堅調なことからキャリートレードが活発化し、円の独歩安となりました。6%までの利上げが示唆されたポンドや、ユーロの上昇が特に目立ちました。現在ドル円は119.40、ポンド円は243.15、ユーロ円は164.80付近で推移しています。またユーロドルも欧州時間の流れを引き継ぎ堅調に推移し、現在1.38を回復しています。一方で住宅市場の調整も続いており消費にも悪影響を及ぼすことから、ドル円は年内に115円まで下げるとの見方もあります。 <NY原油> 米国のガソリンの消費が落ち込んでいるとのニュースを受けて反落、終日荒い値動きとなりました。NY原油9月限は0.21ドル安の72.21ドルで引けました。原油の消費量は前年同期の日量968万バレルから966万バレルに減少しました。ドライブシーズンもあと1ヶ月ほどとの見方より、ガソリンも下落し、NY原油は8月1日の史上高値より7.3%下落しました。 <NY貴金属> ユーロが対ドルで上昇したことからNY金は堅調に推移しました。株式市場が続伸していることもサポートとなりました。銀も連れ高となっています。プラチナは南アのアングロプラチナ社との労使交渉が解決したことを受け、軟調に推移しました。金12月は4.0ドル高の686.3、銀9月は7.5セント高の1317.0、プラチナ10月は0.2ドル安の1291.1で引けました。 <シカゴ大豆> 南部大豆穀物ベルトにおける天候懸念要因と強気なテクニカル要因がサポートとなり寄付きよりラリーとなり、2週間半ぶりの高値を更新しました。大豆11月限は15.25セント高の878.0で引けました。同じく天候要因で一代高値を更新した小麦もサポートとなりました。大豆ベルト南部は華氏100度台の高温となり、チャート上では50日平均を超えました。 <シカゴコーン> 今週金曜発表のUSDAレポートを前にポジション調整の動きが進み、大豆と同様に続伸しました。コーン9月限は5.75セント高の341.0で引けました。事前予想では単位収量など前回発表を上回る弱気の見通しが出ていますが、強気の大豆や小麦に追随した形となりました。これまで良好な天候が続いていたため、目先の高温乾燥見通しは、さほど影響はないとの見方もあります。 <NYコーヒー> 明日の9月限オプションの納会を前に1.20を意識した動きとなる中、投機買いにサポートされて反発しました。コーヒー9月限は1.05セント高の118.50で引けました。商いは当限から12月への移行が中心でしたが、本日のマンハッタンでの大雨により市場参加者が限られ、出来高は伴いませんでした。
FOMCでは政策金利が据置きと伝えられ、米景気持続の期待などより米株式市場は上昇、為替市場ではドルは堅調な動きとなりました。米中西部での乾燥見通しよりシカゴ大豆、コーンは上昇、前日急落したNY原油は明日の在庫レポートを前に反発、NYコーヒーはブラジルでの降霜懸念が遠退き軟調でした。
<米為替市場> 午前中はFOMCを前に様子見の状態が続きましたが、政策金利が5.25%に据え置かれダウが下がるとクロス円も総じて下落し、ドル円は118円を一時割り込み、それまで軟調に推移していたユーロドルも反発しました。その後ダウが反転するとそれに連動してクロス円も反発するといった上下の動きとなり、現在ドル円は118.80、ユーロドルは1.3750付近で推移しています。依然として株価先行のマーケットが続いています。 <NY原油> 週間在庫報告を翌日に控えて、3週連続となるガソリン在庫増加の見通しが広がり、やや軟調に推移しましたが、一ヶ月ぶりの安値付近を推移していることからテクニカル要因もあり、引けにかけてはやや強含みました。結局NY原油9月限は0.26ドル高の72.32ドルで引けました。なお、原油在庫は250万バレル減との見通しです。 <NY貴金属> 本日のNY金は依然調整気味のユーロドルを背景にやや軟調に推移しました。銀はプラスで取引を終えています。またヘッジとして金を売り、銀を買う動きもあるようです。プラチナはパラジウムの下落を受け軟調に推移しました。金12月は1.0ドル安の682.3、銀9月は6.2セント高の1309.5、プラチナ10月は7.7ドル安の1291.3で引けました。 <シカゴ大豆> 南部の大豆ベルトにおける乾燥した天候見通しと強気なテクニカル要因をうけて大豆は高引けました。大豆11月限は前日比12.75セント高の862.75となりました。穀物ベルトにおける天気は、北部には降水があるものの、南部には乾燥した予報が出ています。大豆オイルやパームオイルの供給が逼迫気味であることもサポートとなりました。 <シカゴコーン> 作況がやや改善し、イリノイ北部などでの降雨観測より前半は軟調だったものの、その後向こう1週間は雨が降らないかもとの見通しがはやされ、約3週間ぶりの高値を探りました。コーン9月限は9.5セント高の335.25で引けました。ミネソタでの作況悪化が進んでいることもサポートとなりました。 <NYコーヒー> 前日の上昇に続いて投機買いのサポートが見られたものの、ローカルの売りに押されて反落しました。コーヒー9月限は0.95セント安の117.45で引けました。原油の急落を背景に一部のファンドの利益確定売りも出ているとの観測もあります。ブラジルのコーヒー輸出は先月もかなり活発だったことが圧迫要因視された模様です。
昨今のサブプライム問題の深刻化に伴い、10月のFOMCでの利下げがほぼ確実視され、これがはやされ米株式市場は急反発となり、米債券市場は軟調、為替市場ではドルは総じて堅調な動きとなりました。テクニカル要因も加わりNY原油は急落、シカゴ穀物市場では大豆は降雨観測により下落、一方小麦は欧州での悪天候より史上高値を更新しました。
<米為替市場> NY株式市場が安定してきており、ダウの上昇に連動してクロス円が上昇しました。ドル円はチャート上の窓埋めを完了し一気に値を伸ばし、現在118.95で推移しています。ユーロドルは調整が続いており軟調に推移し、現在1.3790付近で推移しています。株式市場の安定によりキャリートレード再開との声もありますが、FOMC政策金利を明日に控えマーケットがどう反応するか注目です。 <NY原油> 米国経済の低迷を背景に、石油製品全般の需要が低下するとの懸念から、終日軟調に推移し、7ヶ月ぶりの大幅下落となりました。NY原油9月限終値は前日比3.59ドル安の71.89ドルとなりました。米製油所の稼働率上昇による供給の増加も圧迫要因となりました。また、北海ブレント原油も3.67ドル安の71.08ドルで引けました。 <NY貴金属> 本日は株式市場が安定しており、ドルが反発し堅調に推移していることや原油が下落していることからNY金は軟調に推移しました。銀も連れ安となっています。プラチナはドル反発の影響を受けつつも堅調に推移しました。金12月は1.1ドル安の683.3、銀9月は12.5セント安の1303.3、プラチナ10月は1.0ドル高の1299.0で引けました。 <シカゴ大豆> 週末乾燥した中西部での降雨を受けて天候プレミアムが減少し、2桁台の下落となりました。大豆11月限終値は前日比11.0セント安の850.0となりました。予想以上に降雨があるなど、気候要因が依然として主な変動要因となるなか、原油安による大豆オイルの下落も圧迫要因となりました。テクニカル的にも弱気との見方がある一方、一部の天気予報では乾燥見通しもあり、安引けながらも本日の高値圏での引けです。 <シカゴコーン> 週末に産地で観測された降雨により大豆同様に軒並み安で始まったものの、その後は小麦の高値更新の影響もあり、底堅い動きとなりました。コーン9月限は0.75セント安の325.75で引けました。週間輸出検証は2450万ブッシェルと事前予想レンジを大きく下回ったことが圧迫要因となりました。 <NYコーヒー> 前週末の上昇に対して生産者筋の売りに押されて、全般的には軟調でしたが、引けにかけては投機買いにサポートとされ強含みました。コーヒー9月限は0.75セント高の118.40で引けました。テクニカル的に120セント付近が次の抵抗となりそうです。
過去2日の動きとは一転して、サブプライム問題の深刻化に伴い、米株式市場は急反落となり、一方為替市場ではドルは下落、米債券市場は上昇しました。ドル安を受けてNY金は上昇、NY原油は石油需要の減退の思惑より安引けました。リーンホッグはファンド、投機買いにサポートされて一代高値を更新しました。
<米為替市場> 本日発表された米雇用統計や失業率は共に悪い結果となり、マーケットは素直にドル売りへと反応しました。これによりドル円は118.20まで急落、またユーロとポンドは対ドルで急上昇しました。ユーロドルは現在1.3810付近で推移しており、目先は直近の高値である1.3850が目標となりそうです。午後からはポジション調整によりクロス円が値を戻しましたが再度下落し、現在ドル円は118.10で推移しています。 <NY原油> 寄付きは揉みあいとなるものの、政府発表の雇用統計が米経済の低迷を示唆する内容となると、ガソリンその他の石油需要の低下が懸念され、後半にかけて下落しました。NY原油9月限の終値は前日比1.46ドル安の75.40ドルとなりました。また、現在の高値からOPEC各国も米国により多くの石油を輸出し始めましたと伝えられています。 <NY貴金属> NY株式市場の下落や、原油が利益確定の売りやポジション調整により下落しましたが、注目されていた米雇用統計や失業率が悪い結果となりユーロドルが急上昇したことを受け、NY金は堅調に推移しました。銀も連れ高となりました。プラチナは労使問題が落ち着いたことで軟調に推移しました。金12月は7.8ドル高の684.40、銀9月は16.3セント高の1315.8、プラチナ10月は1.0ドル安の1298.0で引けました。 <シカゴ大豆> テクニカル買いや民間予報会社による強気の見通し、天候の不安定要因から投機買いが膨らみ、高引けました。大豆11月限は6.5セント高の861.0で引けました。長期予報での高温乾燥の見通しもサポート要因となりました。50日移動平均を超えてきていることも買い安心感を与えている模様です。 <シカゴコーン> 来週にかけての高温見通しや、降雨があるかどうか不透明なことなどより堅調な動きとなりました。コーン9月限は2.5セント高の326.5で引けました。週末に降雨観測があれば、週明けには再び下値を探るとの見方もあります。また来週末にUSDAレポートも控えており、弱気見通しも出ています。 <NYコーヒー> 今週末のブラジルでの気温低下をはやして前日同様にファンドや投機買いにサポートされて続伸しました。コーヒー9月限は1.45セント高の117.65で引けました。一方、上値では生産者筋の売りも見られた模様で、118~120が強力な抵抗となっています。
7月後半より続いている不安定なNYダウは続伸となり、これを受けて高金利志向が強まり、為替市場では円は主要通貨に対して売り込まれました。NY原油は在庫減少の思惑より反発、NYコーヒーはブラジルの気温低下予報がはやされ上伸するなど、本日は上昇する商品が目立ちました。
<米為替市場> 本日のNY為替市場はドルが全般的に売られ、年内利上げの期待があるユーロとポンドの上昇が特に目立ちました。現在ユーロドルは1.37、ポンドドルは2.0360付近で推移しています。クロス円通貨は金利差を背景に小幅ながら上昇しており、ドル円は119.20で推移しています。依然としてサブプライムローンへの懸念が根強く、ドルに対して弱気なことからキャリートレード再開には慎重な見方も出ています。 <NY原油> 製油所が稼働率を13ヶ月ぶりの高水準93.6%に引き上げ、ガソリン、ディーゼル、ヒーティングオイルなどの石油製品の在庫が減少したことを受けて、堅調に推移しました。NY原油9月限終値は前日比0.3ドル高の76.83ドルです。OPEC加盟国が増産を検討中とのニュースが伝えられましたが、夏場の需要期は未だ続き、当面は80ドルの大台を試すとの見方が広がっています。 <NY貴金属> 本日のNY金はドル安を背景に小幅ながらプラスで取引を終了しました。原油と株式市場が安定してきておりサポートとなりました。銀も連れ高となっています。プラチナはショートカバーなどの買いが入り、またスト懸念もあることから堅調に推移しました。金12月は0.7ドル高の676.6、銀9月は4.0セント高の1299.5、プラチナ10月は8.1ドル高の1299.0で引けました。 <シカゴ大豆> 中西部の高温で乾燥した天気予報を受けて、前日の下落から反発しました。大豆11月限は5.75セント高の854.5で引けました。特に今年は作付面積が比較的に小さく、着ザヤ期の大豆にとってちょっとした天候不安が価格への大きな影響を与えます。テクニカル的にも短期底入れとの見方もあり、本格反騰となるかどうか注目されています。 <シカゴコーン> 週間輸出成約が177万トンと予想レンジを大幅に上回り、堅調に推移しました。ただこれまで乾燥が懸念されている産地の一部では降雨見通しも出ており、上値は限られたとの見方もあります。コーン9月限は5.0セント高の324.0で引けました。引続き産地での天候が注目されています。
世界的に株安が進み、米株式市場も不安定な動きながらも引け際には上昇、為替市場ではドルは午後に入り堅調でした。NY原油は高値更新したものの、弱気の在庫レポートより急落、シカゴ大豆、コーンは中西部での降雨予報を受けて安引けました。
<米為替市場> 注目されていた米ADP雇用統計予想やISM製造業景況指数はいずれも予想を下回り、一時的にドルが売られる場面もありましたが反応は限定的でした。午後にかけては円がじり高となり現在ドル円は118.60で推移しています。ドルは対ユーロ、ポンドで強含み、現在それぞれ1.3660、2.0280付近で推移しています。ただし、サブプライムローンによる損失のニュースが相次いでおり、株式市場も不安定なことからドル売り・円買いの基調は維持されそうです。 <NY原油> 朝方一時は78.77ドルと史上高値を更新ものの、米エネルギー省が在庫増加を発表すると反落に転じました。NY原油9月限は1.78ドル安の76.43ドルで引けました。逆ザヤ市場での在庫を管理するために製油所が意図的に値段を圧迫したとの見方もあります。 <NY貴金属> 本日のNY金は原油の下落や、円キャリートレードの巻き返し、さらには株式市場が不安定なことを背景に軟調に推移しました。銀やプラチナも連れ安となっています。また株式市場での損失をカバーするために金を売っている動きもあり、金の上値を限定されました。金12月は3.4ドル安の675.9、銀9月は6.2セント安の1295.5、プラチナ10月は11.7ドル安の1290.9で引けた。 <シカゴ大豆> 目先の天気予報が改善し、これまでの乾燥懸念が遠退き、反落しました。大豆11月限は8.75セント安の848.75で引けました。ミネソタをはじめ中西部には降雨が予測されています。大豆は主に天候要因に左右されていますが、弱気なテクニカル要因も挙げられます。NY原油安による大豆オイルの下落も圧迫しました。 <シカゴコーン> 中西部の北西部での週末から来週にかけて降雨予報が出たことを受けて、軟調な動きとなりました。コーン9月限は6.75セント安の319.0で引けました。ファンドは約2000枚売った模様です。これまで乾燥が懸念されている地帯での降雨見通しに、天候プレミアムも小さくなってきているようです。 <NYコーヒー> 前日の上昇に追随する動きも見られたものの、本日は全般的な商品市場の下落などより投機売りに押されて軟調でした。コーヒー9月限は1.20セント安の113.10で引けました。ブラジルでの収穫は約4分の3が終了しており、引続き順調に収穫が進みそうです。 一時は安定化が期待された米株式市場も、住宅ローン会社の破綻の噂が広がり急反落、為替市場ではドルは総じて軟調でした。夏場のサマーラリーが続くNY原油は引値ベースで史上高値を更新、代替需要としてNY砂糖も急伸しました。 <米為替市場> 本日は注目されていたPCEデフレータが発表されましたが、予想範囲内となり反応は限定的でした。現在は円がじりじりと買われており、ドル円は118.85付近で推移しています。ユーロドルは小幅な動きとなり現在1.3685で推移しています。株式市場が安定してきており、高金利であるニュージーランドやオーストラリアに資金が戻り始めたことから、円キャリートレード再開の可能性も否定できません。 <NY原油> 製油所が精製稼働率を上げるも、需給関係は直ぐには改善されないとの見方より大幅に上昇。NY原油9月限は1.41ドル高の78.24ドルで引けました。7月上旬のファンドの買い越しは11.23万で記録更新しました。一方、現在の78ドル台を正当化する材料が不足しており、調整が行われる可能性がるとの声もあります。 <NY貴金属> 株式市場が安定してきていることや原油の上昇を受け、NY金は堅調に推移しました。銀も連れ高となっています。ドルの地合いが依然として弱いこともサポートとなっているようです。また、南アフリカのアングロ・プラチナ社が生産目標を下方修正したとのニュースを受け、プラチナが急上昇しています。金12月は2.7ドル高の679.3、銀9月は11.4セント高の1301.7、プラチナ10月は15.8ドル高の1302.6で引けました。 <シカゴ大豆> 前日に続いて中西部に高温乾燥した予報が出され、続伸しました。大豆8月限は11.25セント高の834.0で引けました。向こう10日間、中西部に降雨がないとの天気予報が主なサポートとなりました。今は大豆生育の重要な時期であり、大豆価格は天候要因に敏感に反応します。 <シカゴコーン> 昨日引け後に発表された作況レポートでの優良が62%から58%に低下したことを受けて、堅調な動きとなったものの、上値は引続き限られました。コーン9月限は2.25セント高の325.75で引けました。中西部ではコーン受粉期に入り、天候状況は良好との見方が上値を重くしました。 <NYコーヒー> NY原油など商品全般の上昇がサポートとなり、前半より堅調に推移し、後半にかけては一段高となりました。コーヒー9月限は1.35セント高の114.30で引けました。CRB商品指数が42年来の高値水準にあり、ブラジルでの気温低下見通しもはやされました。
先週の米株式市場の急落に対する世界の株式市場の反応はまちまちだったことなどから、米株式市場は急反発となり、為替市場ではドルは総じてまちまちでした。シカゴ大豆はアジアさび病の蔓延の懸念より堅調、コーンも連れ高。ユーロ高を受けてNY金は反発しました。
<米為替市場> 欧州時間に中国人民銀行が預金準備率を0.5ポイント引き上げると発表し、朝方にかけて円が買われましたが午後にかけて値を戻しており、現在ドル円は119円、ユーロ円は163円付近で推移しています。また米株式市場が落ち着きを取り戻しており、質への逃避としてのドルの需要が減ったことからユーロが強含み、現在1.37を回復しています。現在の為替市場は株式市場の動向次第といった様相になっています。 <NY原油> 先週の米石油在庫高が増加したとの見方からガソリンが下落、これに追随して軟調な動きとなったものの、ほぼ1年ぶりの高値圏を推移しました。NY原油9月限は0.25ドル安の76.77ドルで引けました。自動車燃料の需要がピークとなる夏場は、原油はガソリンに追随しがちで、ガソリン8月限が1.87セント安の2.083ドルで引けています。また、ヘッジファンドなどの投機筋によるロングポジションの手仕舞売りも圧迫しました。原油生産で世界第2位のイランは、現在の石油高は地政学的な理由によるとの見方から、OPECの増産に反対する構えです。 <NY貴金属> 本日のNY金はユーロがドルに対し堅調に推移したことや、NY株式市場が回復してきていることがサポートとなり堅調に推移しました。銀やプラチナも連れ高となっています。金12月は4.3ドル高の676.6、銀9月は18.8セント高の1290.3、プラチナ10月は0.1ドル高の1296.8で引けました。先週の日産自動車が貴金属の使用量を半減できる技術を開発したというニュースが依然としてプラチナの上値を重くしてるようです。 <シカゴ大豆> 強気な大豆オイルや天候要因がサポートとなり堅調に推移、大豆8月限は7.25セント高の822.75で引けました。天気予報が高温で乾燥したと伝えられるも、前週末に観測されている降雨により上値は限られました。週間輸出検証は期待通りの結果となり、材料視されていません。 <シカゴコーン> これまでの良好な生育状況よる豊作の見通しから、朝方は一時大きく下押されるも、その後は目先の高温乾燥予報より引けにかけては大きく戻しました。コーン9月限は2.5セント高の323.5で引けました。週間輸出検証は3670万ブッシェルと予想レンジを上回りました。欧州での天候懸念もサポートとなりました。 <NYコーヒー> 先週末に発表された取組明細レポートでファンドの買い越しが増加したことを受けて、朝方は一時軟調な動きとなるも、実需買いも見られ、底堅い動きとなりました。コーヒー9月限は0.25セント高の112.95で引けました。コーヒー、ココアをベースとしたヘッジファンドが発足するとのニュースもサポート要因となった模様です。
予想を上回る米GDPも影響乏しく、米株式市場は大幅続落、為替市場ではこれまでのドル売りを買い戻す動きが広がりました。ドル高を受けてNY金は続落、一方NY原油はファンド買い等にサポートされて急反発となりました。ココアはアイボリーコースとでの良好な天候より急落しました。
<米為替市場> 本日もNY株式市場は下落しており、リスク回避の動きから円買いが継続しました。注目されていた米実質GDPは予想を上回りましたが反応は限定的でした。現在ドル円は118.80付近で推移しています。一方、質への逃避としてドルも買い戻され始めており特にユーロ、ポンド、ニュージーランド、豪ドルに対して強含みました。現在ユーロドルは1.3640付近で推移しています。 <NY原油市場> 米政府が第2四半期の経済成長が予測を上回ったと発表すると、世界最大の消費国であるアメリカの石油需要がさらに高まるとの見方から急反発となりました。NY原油9月限は2.06ドル高の77.01ドルで引けました。前四半期の米GDPは3.4%となり一年ぶりの高成長率となりました。 <NY貴金属> 為替市場でドルが強含んでいることやNY株式市場の下落を背景に、NY金は軟調に推移しました。銀やプラチナもマイナスで取引を終えています。金12月は2.8ドル安の672.3、銀9月は23.5セント安の1271.5、プラチナ10月は41.4ドル安の1286.7で引けました。依然としてドル買い圧力が残っており、金の軟調な動きは続きそうです。 <シカゴ大豆> 今週はじめの急落を背景に、市場は依然として調整局面が続き、軟調に推移。大豆8月限は6.0セント安の815.5で引けました。新規材料不足から市場の方向性が定まらない中、弱気な天気予報が圧迫要因となった一方、長期的な天気予報の不確実性や、エネルギー市場に連れ高となった大豆オイルがややサポートとなりました。また、ファンド筋が約1000枚の売り越しとなりました。 <シカゴコーン> 前日同様に来週にかけての高温乾燥見通しや、小麦/コーンのスプレッド取引の手仕舞い等より堅調な動きとなりました。コーン9月限は3.5セント高の321.0で引けました。インドでのコーンの供給不足による価格高騰などもサポートとなりました。 <NYコーヒー> 今週末のブラジルでの低温見通しが注目される中、前日の下落に対する調整などより反発しました。コーヒー9月限は1.30セント高の112.70で引けました。ブラジルでの減産見通し、また同国の消費量の増加などがサポート要因となっています。
これまでのサブプライム問題や、予想を下回る米耐久財受注、新築住宅を受けて米株式市場は急落、為替市場ではキャリートレードの解消より円高が進み、米債券市場は質への逃避より大幅高となりました。米株安に連動して、NY金は大幅続落となり、NY原油は1年ぶりの高値を探るも、高値を維持できず安引けました。
<米為替市場> 本日はNY株式市場が急落しており、リスク回避の為のキャリートレード解消の動きが目立ちました。更に、朝方に発表された米耐久財受注や新築住宅販売件数が予想を下回りドル売りを後押し。ドル円は118.51まで下落し現在118.80、その他の通貨に対しても円が軒並み買われる展開となりました。ユーロドルは1.3740と小動きとなっています。米サブプライム問題が世界に波及していることからリスク回避の動きが当面続きそうです。 <NY原油> 立会い前半堅調に推移し、一時は77.24ドルの高値を付けたものの、原油の価格は上げ過ぎとの見方が広がると11ヶ月ぶりの高値から反落、引けにかけては大幅に下落しました。NY原油9月限は1.08ドル安の74.80ドルで引けました。原油の在庫高は昨年の同時期よりも高いにもかかわらず、価格は通常を10~15ドル上回っているとの声もあり、さらに修正を期待する見方もあります。 <NY貴金属> NY株式市場が400ドル以上下落したことを受け、NY金は急落しました。銀やプラチナも連れ安となっています。米経済の後退の懸念により、インフレに対するヘッジとしての金やその他貴金属の需要が減ったのも要因の一つのようです。中心限月の金12月は11.4ドル安の675.1、銀9月は20セント安の1295.0、プラチナ10月は2.8ドル安の1328.1で引けました。 <シカゴ大豆> 来週にかけて米中西部の特に北東部に出されている、高温で 乾燥した天気予報と強気の小麦市場がサポートとなり、堅調に推移しました。大豆8月限は6.5セント高の821.5で引けました。午後にかけては、小麦に追随して利益確定売りが進み、一時マイナス圏へと転じましたが、引けにかけては大きく回復しました。 <シカゴコーン> 前半は一時株式市場の急落を受けてのファンド売りに押されたものの、その後は来週にかけての産地での高温乾燥見通しがサポートとなり、上昇しました。コーン9月限は6.0セント高の317.5で引けました。週間輸出成約は79.3万トンと予想レンジを下回りました。 <NYこーひー> 今週前半は115セント台に上昇したものの、同水準を維持できず、本日は投機売りやストップロスの売りが発動し、大きく下押されました。コーヒー9月限は2.80セント安の111.40で引けました。ブラジルの気温は今週末にかけて平年を下回る見通しですが、霜の可能性はなさそうと伝えられています。 サブプライムローン問題を抱えたカントリーワイドファイナンシャル社の決算報告が予想以上に悪く、米住宅産業の悪化が他の業界へも波及するとの見方が広がり、米株式市場は急落、為替市場ではドルは大幅下落となる中、商品市場ではドル安がサポートとなり、堅調な動きが目立ちました。質への逃避より米債券市場は上昇、米中西部や南部の乾燥懸念よりシカゴ穀物市場、NYコットンも上昇しました。 <米為替市場> 本日はカナダの経済指標が予想を大きく上回るサプライズとなり対ドルで1.0340付近までカナダドルが買われました。ユーロも堅調に推移し、1.3852を付けるなど最高値の更新を続けています。このドル安によりドル円もじわりと下落し、現在は120.40付近を推移しています。今回のカナダの好結果により年内2回の利上げを織り込み始めるなど、もう一段の上昇が期待されています。 <NY原油> 米製油所が燃料を増産する可能性や、OPECが増産に意欲的であるとの見方から、原油は3日目の続落。NY原油9月限は1.35ドル安の73.54ドルで引けました。また、ガソリンの大幅下落にも連れ安となりました。世界の石油供給の40%を占めるOPEC内では、原油の在庫は豊富で、最近の高値は地政学的な理由に拠るとの見方が支配的です。 <NY貴金属> NY株式市場の下落が目立ちましたが、為替市場でのユーロの上昇がサポートとなりNY金は堅調な動きとなりました。銀も連れ高になりました。金8月は3.3ドル高の684.8、銀9月は11.3セント高の1344.3、プラチナ10月は8.3ドル安の1333.6で引けました。また、ドル安と金のロングポジションの増加により金に対し安心感が出ているようです。 <シカゴ大豆> 昨日引け後に発表された作況レポートでは61%が優良と、前週の62%より低下し、これを受けて小幅ながらも反発する動きとなりました。大豆8月限は4.0セント高の820.25で引けました。米中西部では降雨観測があったものの、広範囲ではなかったことから、一部では土壌水分の不足も懸念されているようです。 <シカゴコーン> 穀物の良好見通しに対し7/22時点で悪化している作況を受け、朝方は買戻しと投機家による新規買いで上昇しましたが、順調に進んだ受粉を背景に売りが広がり上値は限られました。コーン9月限は1.5セント高の311.5で引けました。今週以降の降雨と温暖な天候見通しにより、8月の天候をよそに豊作の予想が出ています。 <NYコーヒー> 為替市場でのドル安が進行したことより、国際商品としてのコーヒーも大幅上昇の動きとなりました。コーヒー9月限は3.40セント高の115.75で引けました。アルゼンチンからの寒波がブラジルにも向かっているとの予報が出ており、産地への被害があるかどうか注目されています。
本日、明日と米経済指標の発表がなく、為替市場ではドルは幾分堅調な動き、一方米株式市場は活発なM&Aニュースがはやされ反発しました。OPECによる石油高への批判よりNY原油は下落、またNY金も軟調な動きでした。米中西部の目先の天候見通しよりシカゴ大豆は急落、NYコーヒー、ココアなどソフト商品の下げも目立ちました。
<米為替市場> テクニカル的にも下げすぎ感があり、本日は小幅ながらもドルがユーロ、円に対して反発しました。しかしながら、ドル安基調に大きな変化はなく、どこまで戻せるかに注目です。現在ユーロドルは1.3805、ドル円は121.30付近を推移しています。利上げ観測が先行しているニュージーランドドルの上昇が止まらず0.80台乗せとなり、現在対ドルで0.8050と堅調に推移しています。 <NY原油> OPECが原油高を懸念しているとのニュースが広がり、OPECが原油を増産する可能性があるとの見方より下落しました。NY原油9月限は0.91ドル安の74.88ドルで引けました。60~65ドルが通常の相場としているOPEC 12ヶ国の代表は9月11日に話し会う予定です。なお、OPEC内には、原油はドルで売買されるため、ドル安の現在原油高となるのは当然との声があります。 <NY貴金属> NY株式市場が反発し堅調に推移したものの、ドルがユーロに対して反発したことや、NY原油に利益確定の売りが見られマイナスで取引を終えていることを受け、NY金は軟調に推移しました。プラチナも連れ安となりました。金8月は3.2ドル安のの1341.9で引けました。 <シカゴ大豆> 中西部における天候の変化を受けて、ほぼ1ヶ月ぶりの安値を付ける動きとなりました。大豆8月限は34.0セント安の816.25で引けました。中西部における目先の天気予報が、比較的低気温で降雨多となったことから天気プレミアムが下がり、買い方の投機的な手仕舞い売りが活発となり、大幅下落となりました。 <シカゴコーン> 米中西部において天候懸念が弱まった事と、受粉期での良好な作況を受けファンドの手仕舞い売りが活発となり続落しました。コーン9月限は8.25セント安の310.0で引けました。週間輸出検証は見通し内の3570万ブッシェルとなっています。イスラエルは米国産若しくは南米産コーン5.6万トンの入札を予定する一方、韓国は11万トンを入札しました。 <NYコーヒー> 前半は強含む場面もあったものの、生産者筋の売りや利益確定の売りに押されて軟調に推移しました。コーヒー9月限は1.65の売りに押されて軟調に推移しました。コーヒー9月限は1.65セント安の112.35で引けました。ファンドの買い越しは4700枚程度で、前週の約5600枚より下回り、指数関連の買い越しは約45500枚とやや増えています。
サブプライムローン問題の深刻化の懸念より、ドルは大きく売り込まれ、米株式市場は急落、一方米債券市場やNY金は質への逃避などより上昇しました。シカゴ穀物市場は作況改善の見通しより下落、今週全般に堅調だったNY砂糖、コーヒー、ココアも週末前の利益確定の動きより軟調でした。
<米為替市場> 本日のNY市場は中国が利上げを実施したことが材料視されたことや、株式市場の反落を受けての円の巻き返しが進み、ドル円は121円を割るなど1円以上の下落を見せ、対ポンドでも2円以上下げるなど円買いが進みました。現在は121.20、249.15付近で推移しています。ユーロドルは1.3843と史上最高値を再度更新する上昇を見せ、サブプライムローンによる住宅市場の悪化というネガティブ材料が残り、ドルが売られやすい地合いも継続しそうです。 <NY原油> 製油所が操業を再開し石油の在庫高が増加するとの見通しより、原油は11ヶ月ぶりの高値から下落しました。NY原油8月限は0.35ドル安の75.57で取引を終了しました。先週にかけてエクソンモバイル、BPやバレロエナジー社のテキサスの製油所が稼動再開しました。ガソリンの需要も旺盛で、下値は限定的でした。また8月限は本日納会となり、より取引の活発な9月限は30セント下落しました。 <NY貴金属> 本日は株式市場の反落があったものの、為替市場でのドル安がサポートとなりNY金は急伸し、プラチナも連れ高となりました。金8月は5.6ドル高の683.7、銀9月は前日比変わらずの1337.5、プラチナ10月は4.5ドル高の1343.0で引けました。当面はドル安がサポートとなり金は回復基調を維持しそうです。 <シカゴ大豆> 夜間取引の流れを受け寄付き強含んだものの、ここ最近の降雨観測により作況が改善されているとの見方より、軟調に推移しました。大豆8月限は5.75セント安の850.25で引けました。週末前のポジション調整も重しとなりましたが、来週は高温乾燥見通しもあり、下げ幅は限られました。 <シカゴコーン> 向こう10日間の温暖乾燥気候と先日の下落の弾みより高寄りで始まりましたが、引き続くファンドの手仕舞い売りと、最適な状況下で受粉した作物の生産が順調と言われている事から後半にかけて軟調に推移しました。コーン9月限は前日比3.0セント安の318.25で引けました。インドネシアは家畜生産者の需要により、コーン輸入税を5%下げました。 <NYコーヒー> 今週は全般的にブラジルでの乾燥懸念がはやされ堅調な動きとなりましたが、本日前半は堅調でしたが、引けにかけては週末前の利益確定売りなどに押されて安引けました。コーヒー9月限は0.25セント安の114.00で引けました。為替市場でのレアル高もマーケットのサポート要因となっています。
IBMの好決算などがはやされ米株式市場は反発し、為替市場では豪ドル、カナダドルの上昇が目立つ中、円は軟調な動きとなりました。NY原油は投機、ファンド買いにサポートされて上昇し、NY貴金属市場も堅調な動き、10セントの大台に乗せたNY砂糖は大幅続伸となりました。
<米為替市場> 本日は2日目の議会証言やFOMC議事録がありましたが、特に目立った反応はなく全体的に小動きとなりました。その中でも、利上げ期待のある豪ドルやニュージーランドドルが堅調に推移し、豪ドルは対円で107.50を付ける上昇を見せました。現在ドル円は122.15、ユーロドルは1.38付近で取引されています。依然としてサブプライム問題などがドル安要因となっているようです。 <NY原油> 一時は74.7ドルまで下落するも、午後にかけては堅調に推移しNY原油8月限は0.87ドル高の75.92ドルで引けました。米エネルギー省によれば、米ガソリンの在庫は先週224万バレル減少の2億330万バレルとなりました。また、ガソリンの一日の平均需要は971万バレルで、過去2番目の高水準となったこともサポートとなりました。ブレント原油も0.92ドル、1.2%高の77.68ドルで引けました。 <NY貴金属> 昨日の流れを引き継ぎマーケットが買い調子となっていることや、テクニカル的にも買われ、金、銀、プラチナ共に堅調に推移しました。依然としてドル安もサポートになっている模様です。金8月は4.4ドル高の678.1、銀9月は8.5セント高の1337.5、プラチナ10月は1.3ドル高の1338.3で引けました。ただ、高値圏での推移なので利益確定の動きにも注意が必要です。 <シカゴ大豆> 夜間の中西部における降雨観測を受けて、ファンド売りを背景に立会い前半は下落したものの、午後にかけては高温で乾燥した来週の天気予報がサポートとなり反発。大豆8月限は4.75セント高の856.0で高引けました。前日に続いて売られ過ぎ感が出ていることもサポートとなりました。 <シカゴコーン> 西部コーンベルト、アイオワ州、インディアナ州乾燥部での予想以上の降雨を背景に、売り優勢で軟調に推移しました。コーン9月限は前日比5.75セント安の321.25で引けました。米週間輸出成約は予想レンジ内の116.7万トンとなっています。米農務省は次回の需給レポートで旧穀の輸出を促進するとみられています。韓国は5.5万トンのコーン購入を見送りました。 <シカゴ小麦> 米穀倉地帯の天候は降雨により乾燥状態が緩和されると予想されたことや、強気な輸出成約にもかかわらず、高値警戒感を背景に軟調に推移しました。小麦9月限は3.5セント安620.0で引けました。モロッコは24万トンと小麦の輸入、チュニジアは12.5万トンの入札の動きが伝えられています。米国農務省の報告によるとバングラディッシュが10万トン、それに次いでエジプトが5.5万トンの小麦を購入したとされています。 <NYコーヒー> ブラジルでは寒波の予報は来週半ばまではないものの、引続き乾燥懸念が出ており、NYコーヒーは続伸、9月限は0.25セント高の114.25で引けました。ブラジル通貨レアルは対ドルで7年来の高値をつけており、生産者からの出荷抑制の効果が出ているようです。
サブプライムローン問題や、バーナンキ証言などより米株式市 ドルは全面安となり、米債券市場は反発しました。米中西部での乾燥見通しよりシカゴ穀物市場は反発、NY原油は11ヶ月来の高値を探り、NY貴金属市場も大きく上昇しました。
<米為替市場> 朝方に注目されていた米消費者物価指数はわずかながら予想を上回りドルが買われるも、議会証言での07-08年のGDP見通しが共に下方修正されたことを受け全面ドル売りへと移行しました。現在、ドル円は121.80、ユーロドルは1.38付近での取引です。その他、ニュージーランドドルや豪ドル、ポンドもドルに対して堅調に推移し、目先はドルが売られやすい状況が続きそうです。 <NY原油> 予想に反してガソリン在庫が大幅減少と伝えられ、NY原油も 堅調に推移しました。原油8月限は0.97ドル高の74.99ドルで引けました。ガソリンの輸入は36%減で、3月16日以来の低水準となる一方、供給は224万バレル減となりました。北海ブレント原油9月限の終値は1.27ドル高の76.80ドルです。 <NY貴金属> 為替市場でのドル安が引き金となり金と銀が上昇しました。株式市場が軟調に推移しましたが、原油や他の商品の上昇もサポートとなった様です。プラチナは先週の高値付近のレジスタンスをブレイクし上昇が目立ちました。金8月は7.8ドル高の673.7、銀9月は27.2セント高の1329.0、プラチナ10月は14.6ドル高の1337.2で引けました。 <シカゴ大豆> テクニカル要因により、最近の弱気な天気予報より一転して乾燥見通しが出たことから、反発して寄付きより上昇。午後にかけてもじり高に推移し、大豆8月限は17.5セント高の851.25で引けました。過去数日で90セント下げるなど、売られ過ぎ感もサポートとなった模様です。 <シカゴコーン> 大豆の上昇に追随してコーンも反発しました。コーン9月限は前日比4.5セント高の327.0で引けました。向こう6-10日間予報によると米西部を中心に平年より温暖乾燥が強まるとの見通しです。一方ではアイオワ、イリノイ各州での良好な気候で受粉も順調に進んでいる模様です。 <シカゴ小麦> 向こう数週間の産地での高温乾燥見通しによる品質低下の懸念、シリアが40万トンもの小麦輸出の契約を破棄したとのニュースなどより前日までの続落から一変し大幅高に推移し、小麦9月限は前日比22.25セント高の623.5で引けました。モロッコが25万トンの米国産小麦と9万トンのデュラム小麦を入札するか注目されています。またインドとイラクの入札についても期待されています。 <NYコーヒー> ブラジルでの向こう数週間の天候が乾燥気味と伝えられ、新シーズンの開花への悪影響が懸念され、NYコーヒーは続伸しました。コーヒー9月限は1.35セント高の113.80で引けました。また為替市場でのドル安もサポート要因となりました。
米卸売物価指数の下落、鉱工業生産高が好調だったことなどがサポートとなり、NYダウは一時14,000を探り、ドルはポンド、豪ドルを除いて底堅い動きでした。NYガソリンが大幅続落となるも、NY原油は明日の在庫レポートを前に底堅く、前日急落したシカゴ穀物市場は小麦を除いて大幅続落となりました。
<米為替市場> 欧州時間に発表された経済指標が良かったことを背景にポンドが上昇し、対円で250.45と92年以来の高値をつけるなど堅調に推移しました。また欧州中央銀行メンバーによる、強い経済成長に伴い金利を引き上げる必要があるとの発言を受けユーロが上昇し、現在は対円で168.65、対ドルで1.3785付近で取引されています。カナダもインフレ懸念から利上げ期待があるため更なる上昇がありそうです。ドル円は122.35付近での取引となりました。 <NY原油> ガソリンは2.62セント安、1.2ポイント減の2.10ドルで引けるなど、NYガソリンは今月10日以来11%下落しており、原油も軟調に推移しました。NY原油8月限は0.06ドル安74.09ドルで引けました。石油製品に対して、比較的底堅い動きの原油ですが、明日の米エネルギー省発表のレポートでは、石油供給の減少の見通しが出ています。 <NY貴金属> ドル安懸念による代替投資として、貴金属の需要が増えるとの 見方を受け、金と銀は一時的に上昇するも、総じて軟調に推移しました。金8月は0.4ドル安の665.9、銀9月は4.7セント安の1301.8、プラチナ10月は4.5ドル安の1322.6で引けました。明日に消費者物価指数とバーナンキFRB議長による議会証言を控え、様子見となっている模様です。 <シカゴ大豆> 弱気な天気予報や投機的な手仕舞い売りにより大幅続落となりました。大豆8月限は38.0セント安の833.75で引けました。前日のストップ安を背景に、テクニカル要因主導の売りも膨らみました。中西部における天気予報が主な圧迫要因となりました。なおCBOTにおける大豆の本証拠金は1823ドルから2430ドルに引き上げられました。 <シカゴコーン> 西部コーンベルトで受粉が通常より早まっている事と、今週更に湿度が高まる見通しから、寄り付きより売りの気配が広がり大幅続落となりました。コーン9月限は前日比12.25セント安の322.5で引けました。先週の作況の悪化も見られましたが、向こう数日の適量の降雨や気温低下により、改善されるであろうとの見方も圧迫要因となりました。 <シカゴ小麦> 市場は高寄りで始まりましたが最終的には前日比0.5セント安の601.25で引けました。昨日の急落を受けてエジプトは急遽32万トンを入札、台湾も9万トンの米国産小麦を入札しました。インド、イラクの両国は小麦の輸入の必要があると伝えられています。小麦の作況は若干ながら悪化しました。 <NYコーヒー> 前日に続いてファンド、投機買いにサポートされて堅調に推移しました。コーヒー9月限は0.70セント高の112.45で引けました。前日発表されたグリーンコーヒー協会の在庫減少のニュース、ブラジル産地での乾燥懸念がサポートとなりました。
先週後半にかけてのラリーが続いてダウは高値を更新するも、 S&Pはまちまちの動きとなり、為替市場ではドルは明日の米卸売物価指数の発表を前に落着いた動きでした。エネルギー市場ではガソリンが急落するも、原油は堅調、シカゴ穀物市場は大豆、コーンともにストップ安に張り付きました。
<米為替市場> 本日の米為替市場は、唯一の経済指標であるニューヨーク連銀製造業景気指数が発表され、予想を上回る好結果となりました が、依然として住宅市場の悪化から利下げの懸念もあり、ドルが軟調に推移し現在ドル円は121.80円、ユーロ/ドルは1.3780ドル付近で取引されています。また、ポンドは26年ぶり、ニュージーランド・ドルは22年ぶりの高値を付けるなど、共に堅調さが目立ちました。 <NY原油> 石油製品の急落が目立つ中、終日広いレンジでの荒い値動きとなるもののNY原油8月限は小幅高に推移。0.27ドル高の74.20ドルで引けました。製油所が通常通りの操業を再開すると、ガソリンの供給が増加するとの見通しより上値は抑えられました。米製油所の週末以来の稼働率は90.4%で、前週比0.2ポイントと上昇と見られます。レバノンにおけるイスラエルとイスラム武装集団ヒズボラーの争いを受けて、NY原油は一時78.40を付けたほか、ヘッジファンドや投機家は先週大きく買い越しました。 <NY貴金属> 為替市場でのドルの下落が収まってきたという見方もあり、利益確定の動きが見られ、NY金は軟調に推移しました。金8月 は1.8ドル安の665.5、銀9月は7セント安の1304.0、プラチナ10月は1.5ドル安の1326.0で引けました。17日発表予定の米消費者物価指数、18日の卸売物価指数が注目されています。 <シカゴ大豆> 中西部における良好な天気予報を背景に、天候プレミアムが 一気に剥れる格好となり、50.0セントのストップ安となり張 り付きました。大豆8月限は871.75で引けました。一方、長期的には強気の需給関係が下支えとなる見方もあり、本日の急落は、最近のラリーに対する一時的な調整局面であるとの見方もあります。 <シカゴコーン> 理想的な受粉環境と今週の良好な天候見通しより手仕舞い売りが急激に進み、寄付き後にはストップ安に張り付きそのまま推移しました。コーン9月限は前日比20.0セント安の334.75で引けています。週間輸出検証では見通しを上回る3850万ブッシェルでした。米農務省は仕向先未定の米コーン10.1万トンの輸出成約を発表しました。 <シカゴ小麦> 大豆やコーンの急落、テクニカル的に買われすぎなどの影響に より大幅下落となりました。前日比19.0セント安の601.75で引ました。インド政府高官はさらに多くの小麦を輸入する必要があることを指摘。今週は冬小麦の収穫に適した良好な天候見通しです。週間輸出検証は1150万ブッシェルと低調でした。 <NYコーヒー> 109セント台ではサポートされ、投機筋やローカルの買戻しにストップロスの買いも加わり、一段高となりました。コーヒー9月限は2.00セント高の111.75で引けました。米グリーンコーヒー協会の月次在庫は7.4万袋減の560.2万袋と伝えられたことがはやされました。
小売売上高は、前月比で小幅上昇(+0.1%)になると見られていましたが、予想外の0.9%の下落となりました。2005年5月の-1.5%以来の下落幅となっております。ただし、エネルギーや自動車販売を除いた数値の下落率は0.3%にとどまっており、小売業が全般的に不調という訳ではない模様です。
<NY為替市場> 7月13日のNY為替市場は、円が買われました。ら月利上げが行われるとの見通しが強まっていることに加え、イランが日本に対して、石油購買代金を円で決済する様に要請した、とのニュースも通貨の先高感を煽り、ドル円は122.40円近辺から121.90円台まで下落することとなりました。イラン同様に、ベネズエラ、インドネシア、そしてUAEの中央銀行がドル資産の保有率を引き下げる意向を表明しており、これら資源国の動向も今後の為替相場の注意点の一つになるとみられております。ドルは、朝方に不調だった米小売売上高などを材料に売られましたが、ミシガン大学消費者信頼感指数が予想以上に高い数字だった事と、ダウ工業株30種平均とS&Pが昨日同様、日中最高値を一時突破した事などが影響し、朝方の水準に戻して取引を終えました。最終的にドル円は121.90円台、ユーロ円は168.00円台、ユーロドルは1.3780台で本日の取引を終了しております。 <貴金属> COMEX貴金属市場は、原油市場の影響から上昇して取引を終えた前日ではあったものの、本日は実需筋から買支えられる中、週末を控えていたことから利益確定売りが集中し下落基調を辿ると、結局本日は安値水準で取引を終了しております。 <NY原油> NY石油市場は、終盤に下落基調を辿り安値水準で終えた前日ではあったものの、本日は未だメンテナンス中である数箇所の精製所の存在や、ノースシー・ブレントのパイプラインがシャットダウンしていることから、マーケットは上昇基調を辿ると、国際需要が1.8%の増加が見込まれていることもサポートとなると、結局本日は高値水準で取引を終了しております。 <シカゴ大豆> シカゴ大豆市場は、高値更新を見せ取引を終えた前日、本日も引き続き強気なマーケットの中、アメリカ中西部での乾燥予報が懸念材料となり、投機筋からの買いが行われ上昇基調を辿ると、更にはテクニカル要因からの買いも集まり引き続き一台高値を更新すると、結局本日も高値水準で取引を終了しております。 <シカゴコーン> シカゴコーン市場は、週末を控えていることもありポジション調整が行われ序盤から下落基調を辿ったものの、その後アメリカ中西部、来週一週間の気温が例年より高いとの予報を受けて、乾燥懸念からファンド筋を中心に買いが集まり下げ幅を回復させ、期近限月こそプラスサイドへの移動は見られなかったものの、結局本日は高値水準で取引を終了しております。
一部の好決算、アルコアの買収の噂などより米株式市場は急上昇となり、一方米債券市場はリスク志向の高まりより続落、為替市場では円は主要通貨に対して売られました。強気のUSDAレポートを受けシカゴ大豆は急伸、リーンホッグは中国輸入増加の思惑より一部ストップ高に張り付きました。
<米為替市場> 昨日は日銀が政策金利を0.50%に据え置く事を決定。利上げを主張したのは9人中1人だけだったため、市場の反応は限定的でした。逆に、やや失望感もあり、依然として円売り圧力の強いマーケットが継続され、ドル円は122.50円付近での取引。ただ、米国サブプライム問題は依然として問題視されており、利下げ観測もあることからドルの上値も抑えられています。一方ユーロは、欧州時間に相次いだユーロ高を容認する発言を背景に、ユーロ/ドルで$1.3798、ユーロ/円で168.84円と共に史上最高値を更新する上昇となりました。堅調なユーロ/円が、他のクロス円通貨のサポートとして機能しそうです。 <NY原油> BPが中西部最大の製油機の操業再開を伝えると午前中は下落するものの、午後にかけては戻しました。NY原油8月限は0.07ドル安の72.50ドルで引けました。翌月の生産減少の予測を背景に北海ブレントオイルは続伸し11ヶ月ぶりの高値となる1.01ドル高の76.45ドルを付けました。 <NY貴金属> 為替市場でのユーロが高値を更新したことがサポートされ、テクニカル要因も加わり、NY金は上伸しました。金8月は6.2ドル高の668.3、銀9月は20.5セント高の1318.0、プラチナ10月は14.6ドル高の1330.7で引けました。NY原油が73ドル台に上昇したこと、南アでの労使問題などもはやされました。 <シカゴ大豆> 西部コーンベルトにおける悪天候要因や強気の需給報告を受けて堅調に推移しました。大豆8月限は18.5セント高の914.5で引けました。アイオワやミネソタでは来週乾燥した高温の天気が予報されています。週間輸出検証は18.4万トンと予想レンジ内でした。世界大豆の期末在庫は5187万トンと前回発表の5400万トンより下方修正されました。 <シカゴコーン> 弱気なUSDAニュースにも関わらず、堅調な大豆、小麦市場と西部コーンベルトでの天候懸念がサポートとなり上昇しました。コーン9月限は前日比8.5セント高の351.5で引けました。週間米輸出成約は見通し幅を上回る150.1万トンとなっています。米農務省は仕向先未定のコーン12万トンの成約を発表しました。 <シカゴ小麦> 順調な輸出成約と期待レンジを下回る期末在庫などより堅調な動きとなったものの、テクニカル的な買われ過ぎ感、春小麦の推定収量が予想を上回るなど、後半にかけては伸び悩みました。小麦9月限は0.5セント安の621.5で引けました。世界小麦の推定収量は6.12億トンと先月発表よりやや上方修正されました。 <NYコーヒー> 朝方は一時上値を探ったものの、その後は明日の8月オプション納会を前にポジション調整の動きが広がり、軟化しました。コーヒー9月限は0.45セント安の111.40で引けました。ブラジルでは低温気候が観測されていますが、コーヒー産地での霜の懸念はないと予想されています。 7月11日のNY為替市場は、円が売られました。円は、財務省が発表した経常黒字が、5月期としては過去最高だった事から東京時間で大きく買われたものの、NY時間ではその反動で売られる結果となりました。また、先日小売大手の弱気な業績見通し等から下落した米株式市場が反発した事から、キャリートレード解消の動きが弱まった事も円売りに繋がりました。 <NY原油> NY石油市場は、精製所のメンテナンスの実施が各地で見られていることから上昇基調を辿り取引を終え迎えた本日は、先週末の7月6日現在で在庫量に予想を上回る114万バレルの増加が見られたことが売り材料となり下落基調を辿ると、結局本日は安値水準で取引を終了しております。7月限は0.25ドル安の72.56ドル安で引けました。 <貴金属> COMEX貴金属市場は、特に目立った材料に恵まれない中ではありましたが、本日はドルが方向感を失っていたことを背景に、銀市場では前日とほぼ変わらない水準だったものの、金市場で売りが集まり下落基調を辿ると、結局本日は安値水準で取引を終了しております。金7月限は2.20ドル安の660.30ドルで引けました。 <シカゴ大豆> シカゴ大豆市場は、特に新規の材料には恵まれない中、前日から引き続きアメリカ中西部での乾燥予報から、作物への影響が懸念され買いが集まり上昇基調を辿ると一時は3年ぶりに一台高値を更新し、結局本日も高値水準で取引を終了しております。7月限は2セント高の891セントで引けました。 <シカゴコーン> シカゴコーン市場は、明日にUSDAからの需給統計を控えていることもあり、大きな動きを見せなかったコーン市場の本日は、テクニカル要因からの売りで下落基調を辿ると、結局本日は安値水準で取引を終了しております。7月限は2セント安の336セントで引けました。 <NYコーヒー> NYコーヒー市場は、前日を高値水準で終え迎えた本日は、明日・明後日のブラジルでの気温がおよそ10℃前後まで下がるとの予報の中で、作物に被害が及ぶ可能性があるとの見方が強まりマーケットは上昇基調を辿ると、結局本日は高値水準で取引を終了しております。7月限は0.7セント高の109.20セントで引けました。 |
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