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商品先物市場における、穀物価格・貴金属価格・石油価格・通貨動向および商品先物企業の比較をします。また、ファンド、商社、投資銀行等の手口を公開。
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<国内石油市場>
国内石油市場は軒並み急伸です。原油は、NY原油が供給懸念や地政学的リスクの高まりなどを背景に大幅高となったことから、買いが先行しまし、製品も原油高を背景に急伸しました。ただ、原油・製品ともに終盤になると、夜間取引の軟化などを背景に上げ幅を削る場面も見られました。灯油は4限月がストップ高で引け、ガソリン・原油の当限を除く5限月と灯油の全限月が一代高値を更新しました。ガソリン・灯油の当限が期近ベースで、3油種全てが先限ベースで、それぞれ上場来高値を更新しました。前営業日比は、ガソリンが1570~2160円高、灯油が2700~3000円高、原油が180~2160円高です。


<国内貴金属市場>
金・銀は軒並み反発です。金は、明日の祝日や米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に閑散商いとなる中、前場はドル建て現物相場の上昇や朝方からの円ジリ安に支援されて軒並み反発し、総じて先週末の下げ幅を取り戻しました。ただ後場には、円安一服やドル建て現物相場の上げ一服に圧迫されて上げ幅を削りました。銀はNY高を引き継ぎ、総じて先週末の下げ幅を取り戻す2ケタ反発となりました。前営業日比は、金が28~37円高、銀が10.6~16.6円高です。

白金系貴金属(PGM)は、軒並み反発です。白金はNY安となりましたが、ドル建て現物相場の下げ止まりなどを受けて買い優勢で始まりました。その後は円軟調を背景に前引けにかけて上値を伸ばしましたが、連休の谷間で積極的な商いは控えられ、後場序盤からは上げ一服となりました。パラジウムはNY高を受けて軒並み上昇しました。前営業日比は、白金が134~165円高、パラジウムが2~31円高です。


<国内穀物市場>
東京大豆は、軒並み反発です。シカゴ夜間取引でコーンの大幅続伸を受けて大豆が反発したことから、東京でも一般大豆主導で軒並み反発相場となりました。一般大豆の8月限がストップ高で引けるなど、後場も総じて上値を伸ばす限月が目立ちました。前営業日比は、Non大豆が310~1050円高、一般大豆は460~1600円高です。

東京コーンは急反発です。為替が1ドル=104円台後半まで円安に振れるなか、25日のシカゴが反発して、この日の夜間取引がさらに急伸したことに支援されました。急伸寄り後、前引けで5限月がストップ高となり、後場は全限月がストップ高に張り付きました。大引けの前営業日比は、全限月が800円高です。


<外国為替市場>
午後5時のドル/円は、前週末NY市場の午後5時時点から上昇、2カ月ぶりの高値水準となる104円後半で取引されています。ユーロ/ドルは、朝方から緩やかに回復していたが、夕方にかけての取引で下落しました。鈍化したブランデンブルク州やザクセン州などの消費者物価指数(CPI)の発表をきっかけにユーロ売りに傾いたと見られています。その後、オーストリア中銀主催の会合に出席しているトリシェ欧州中銀(ECB)総裁の発言もあり、比較的大きな値動きとなっているようです。
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